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- 2025.04.20
- お知らせ
帯状疱疹ワクチン接種について
2025年4月1日から福岡市在住の方への帯状疱疹ワクチンの補助が始まります。
福岡市に住民票(外国人登録者を含む)あり、かつ定期・任意接種の助成対象者に該当する方は、帯状疱疹ワクチンの負担金助成が受けられます。
1.帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子供の頃に感染した水痘(水ぼうそう)ウイルスが、生涯にわたって神経に潜伏感染し、加齢、疲労、免疫抑制状態などの免疫低下により再活性化して引き起こされる皮膚疾患です。50歳以上になると発症が増え、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。
主な症状はウイルスが感染した神経領域の皮膚の痛みや発赤等の水疱形成があります。また、皮膚症状が改善した後も5~20%に長期にわたり痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。根本的な治療法はなく、ワクチン接種にて自己免疫性を高め、発症及び重症化予防をすることが有効な手段となります。
接種年齢に該当される方はこれを機会に是非接種をご検討ください。2.接種対象者・接種期間について
<定期接種助成対象者>
① 65歳以上で令和7年に65歳、70歳、75歳、80歳、90歳、95歳、100歳以上になる方
② 60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障がいがある方<任意接種助成対象者>
接種日当日に50歳、55歳、60歳になる方ただし、令和7年度に限り、令和7年4月1日時点で50歳、55歳、50歳、65歳の方については、
経過措置として令和8年3月31日まで接種可能。
3.接種回数・料金について
① シングリックス
接種回数:2回(2か月以上の間隔をあけて2回接種)
料金:1回につき12,000円
② 生ワクチン・ビゲン
接種回数:1回
料金:4,900円4.ワクチンの違いについて
今回『シングリックス』か『生ワクチン・ビゲン』のどちらかが接種可能となります。
以下に主な相違点をお示しします。
ワクチンの種類
シングリックス
弱毒生水痘ワクチン
「ビゲン」
薬の種類
不活化ワクチン
生ワクチン
接種回数
2回
1回
接種間隔
1回目から2ヶ月後
(遅くとも6ヶ月後まで)1回のみ
接種部位
筋肉注射
皮下注射
発症予防
50歳以上で97.2%
70歳以上で89.8%50〜60歳で69.8%
60歳以上で51.3%帯状疱疹後神経痛予防
50歳以上で100%
70歳以上で85.5%60歳以上で66.5%
効果持続期間に関して
少なくとも10年間は予防効果持続
接種後1年以内の帯状疱疹発症予防効果は68.7%でしたが、接種後8年目では4.2%まで低下
予防効果が高く、長期間効果が持続するシングリックスがおすすめです

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